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天才絵師の画鬼道絵巻

狂斎

ちさかあや

作品あらすじ

浮世絵師・歌川国芳の門下を離れ、駿河台狩野家で学び修業を終えた、甲斐洞郁(後の河鍋暁斎)は、仕事なし・金なしの貧乏暮らし。毎日誰にも売れない絵を描き、酒に酔い潰れる生活を繰り返し、さらに奇妙な蛙が住み着くようになる。
そんな姿を見兼ねた、国芳一門の弟弟子・吉岡米次郎(後の月岡芳年)の心配も意に介さず、ただひたすら絵に向き合い続ける洞郁。心の奥底では幼少期に絵の心得を示してくれた、亡き葛飾北斎への複雑な嫉妬心と、自分が世間に認めてもらえない鬱屈な気持ちは大きくなる一方…幕末〜明治にかけて活躍した稀代の天才絵師・河鍋暁斎、空白の不遇時代を描く、画鬼道絵巻。試し読み公開中!

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